全国社会保険労務士連合会
事業の発展と“働き甲斐のある職場環境づくり”
全国社会保険労務士連合会 会長の挨拶
日本経済は、昨年12月に日本銀行が発表した短観(企業短期経済観測調査)が示すとおり「大企業・製造業」の業況判断指数において3期連続で改善感が高まり、非製造業や中小企業にもその広がりを見せてきたようです。このような背景もあって、今年の春闘では、久し振りに賃上げ要求を掲げる労働組合が増える気配であり、景気回復を裏付ける動きが見られるほか、株価も5年ぶりに1万6千円台に乗るなどバブル期の再来を思わせる景況感の中で新年を迎えました。
こうした経済環境において昨年11月に起きた1級建築士による耐震強度偽装事件は、プロたる国家資格者として、あってはならない行為であり国民を裏切る犯罪であると思います。我われ社会保険労務士にとりましても、他人事ではなく資質向上に弛まず努め、事業主や従業員その家族等多くの国民の皆さんに信頼と信用を培ってきた国家資格者として真摯にうけとめ、より一層事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資するとともに、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正な立場で誠実にその業務を全うし、さらに国民の負託に応えていく所存であります。
また、社会保険労務士は、近年の複雑化した経済社会とその変革に応じた視点にたって、その企業の経営方針と適正な労使関係に合致した新しい労務管理の技法を用いた職場環境の改善策についての提案に加え、多発する個別労働紛争の未然防止や紛争解決に努めるとともに、使用者に義務づけられた労働基準法、労働安全衛生法等に係るコンプライアンス及び労働者の家族にまで及ぶ年金や健康保険、労災保険や雇用保険の加入と保険給付などの手続業務を支援し労使双方に期待される、“働き甲斐のある職場環境づくり”の助っ人として、その使命を担って、これからもプロとしての役割を果たしていきます。
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